TBW No.78, 2007.01.01
ネイサン来日2
京都の二晩目は、ホテル近くのイタリアンレストランに行きました。後で聞くと、開店して約1年とまだ新しいためか、サービス精神・意欲はよーく分かるのですが今ひとつチグハグです。生意気盛りの中学生3人組は、それに対して言いたい放題。その顛末が面白かったので。
①席に着くとまず出されるビニール袋入りウェットティッシュ。各自が使った後、全員分の袋とティッシュをまとめてテーブルの端に置きました。しばらくして来たウェイトレスが、その中から、わざわざ袋だけつまみ上げ、かためられたティッシュはそのまま残して持っていきました。その横に座っている隼矢は、そんなゴミを置いておいてもらっても、と憤慨しきり。小汚くても、ティッシュは残すように指導されているのでしょうか?
②前菜の前に、ピザ生地で作ったパンがサービスされました。一緒に出てきたのはオリーブオイル。オリーブオイルにバルサミコ酢を入れてパンにつけると美味しいので、それをお願いしましたが、出てきたのはパンを食べ終わる頃。量的にはオリーブオイルと同じ小皿で十分でしたが、随分大きな器で出てきました。入れ物を探していたのかな?
③その際、各自にパン皿が出てきません。隼矢は、パンをちぎるとバラバラこぼれることを気にしましたが、結局出ず終い。パン皿ってイギリス系の国だけなのでしょうか?
④一方で、前菜を取り分けて使ったお皿を、積み上げてテーブルの端に置いておいても、何回ウェイトレスが来ても下げてくれない。
⑤我々5人でピザを2種類注文しました。店員は知る由もありませんが、片方は全員の前菜の一部、もう一方はネイサンの主餐です。出てきたピザを見て思わず絶句しました。なんと両方とも、5切れずつに切ってあったのです。その意図は分からんでもありませんが、こちらは二つのピザを別々の意図で注文していますので、普段通り6切れか8切れにしてもらえばそれで十分でした。7人でシェアすると言ったら、どうしたのでしょうか。
⑥別のメインは、「パスタの包み焼き」。テーブルに供されてから、ウェイトレスがアルミフォイルの包みを切り開き、アツアツでどうぞというものです。ところが、働き始めて日が浅いのか、手にしたナイフの切れ味が悪いのか、うまくアルミフォイルが切れません。包みは少しずつ開かれるので、湯気とともに熱も発散しています。それなら、変に見た目を気にせずに、とっとと料理用ハサミで切り裂きゃいいのにって思うのですけど。
⑦もう一つ主餐で頼んだパスタ。が、これも見た目を気にしてか、大きなお皿にほんの少しだけ。南ア・豪州と、「量でまず勝負。味はその次じゃい」という環境で育った子供達にすると、余程少ないと思ったのでしょう、テーブルに供された途端、思わず拓志と隼矢が「これだけ?」。親としてはちょっと恥ずかしかったですね(でも、私も激しく同意)。
⑧店員同士は、なぜかイタリア語で連絡を取り合っている。店名がイタリア人オーナーシェフの名前でしたが、そのオーナーの意向なのでしょうか? それが店の雰囲気作りのためであれば文句は言いませんが、誇張して書くと、「えーと、◆×○」とか、「×■◇で、▲△ね」とか、アジアでしか通じない変な英語を操る商社員のような中途半端なイタリア語なら、かえって興醒めじゃないでしょうか? 3人も、これには笑っていました。
⑨良かったところ(うちの二人が特にウルサク言うため、心優しいネイサンが発言)は、
1)ウェイトレスに椅子を引いてもらった! ネイサンは初体験!
2)グラスの水を注いでくれる(そんなのアッタリマエ! でも、るり子には誰も注いでくれないので、私はワインクーラーに入っている水のビンを取りに行った。)
味が悪くなかったのが何よりでした。るり子と私はニヤニヤして、3人が英語でギャーツクギャーツク話すのを聞いていました。レストランの質は別としても、海外での外食回数だけは豊富な3人です。上記のようなコメントができるだけでも、彼らの海外経験は伊達ではないなぁと思いました。一方で、店員諸君には、3人の会話内容は最後まで伝わりませんでした。イタリア語の習得より、まずはきちんとしたサービスを習得する方が先だと思いますが・・・。ちなみに、あの六本木ヒルズにも店があり、結構手広く事業展開しているところ(のよう)です。
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