SHN No.143, 2005.03.30
Sani Pass
この週末は、イースター期間のため、25日(金)と28日(月)は祝日。4連休でした。現在、ピーターマリッツバーグの日本人会は、5家族11名ですが、そのうちIさんが転勤することになり、歓送迎会としてこの休み中にサニ峠に行ってきました。
サニ峠は、南アと、南アに四方を取り囲まれたレソトとの国境となっている標高2837mの峠です。四方を取り囲まれていると書きましたが、文字通りで、レソトは南アの領土内にぽっかり浮いたように存在する内陸国です。1835年、コーサ族とケープ政府との戦争を避けて、ナタールからケープに至る道を開設するために発見されましたが、その厳しい環境に、車で通行できるようになったのは戦後のことです。そして、現在でも四輪駆動車での通行が義務付けられていて、一般車は通行できません。
宿泊したのは、Sani Passホテルです。山の天候は変わりやすく、我々滞在中も午前中天気が良くても午後から崩れて雷雨に見舞われるという日が続きました。たぶん、昔もそうで、サニ峠越えの人々は同ホテルで一泊し、翌朝早くに出発し峠を越えて行ったのでしょう。ホテルから峠までは22km。あまりの美しさに何度も止まって風景を愛でながらとはいえ、四輪駆動車で2時間近くかかるのですから、その道程がいかに険しいものか分かるというものです。
ホテルから数kmで、南ア側のパスポートコントロールを通過し、峠の頂上で今度はレソト側のパスポートコントロールを受けます。レソト側の係員は慣れたもので、我々がほんの数時間しかレソトに滞在しないことを知っていて、入出国両方のスタンプを一度に押してくれます。また、車1台あたりの通関費用はR 8.00と格安。車に何人乗っていても関係ないようです。観光しか産業のないような場所ですので、たとえばビクトリア大瀑布を抱くジンバブエなどのように、入手国税で外貨を稼げばよいものをと思いました。
峠の頂上には、「峠の茶屋(Sani Top Chalet)」があります。この茶屋も昔からあるもののようです(いつからかは確認し忘れました)。パブの壁には、膨大な数の各国紙幣が貼り巡らされており、日本の1000円札もありました。そして、そこの名物ホットチョコレートでゆっくりと暖を取り、またこの峠道を切り開いた先人の苦労を偲びつつ1時間以上も過ごしたでしょうか。
それ以外の時間は、ホテルにはゴルフコース(9ホール)をはじめ色々な設備があり、ゴルフ・卓球・乗馬などを楽しみながらのんびり過ごしました。ホテルのホームページには、フライフィッシングも可と書いてありましたが、さて釣ろうとフロントの女性に尋ねたところ、止めておいた方がいいとのこと。カワウソが全部魚を食べてしまったそうです。残念ながらフライフィッシングは、次回に持越しとなりました。
今回、宿泊数は各家族ばらばら。我が家は土日と二泊し、月曜日はTさんとともに昼食を別のリゾートでとり、帰宅の途に着きました。帰り道、南アで初めてともいえる行楽渋滞に巻き込まれ面食らいました。とはいえ、キャラバンを引っ張るような遅い車を追い越せなくて数珠繋ぎになるという程度で、日本の渋滞とは比べようもありません。
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